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Today Fortkle Learned.

知らないことの方が多いので今更調べています。さらに一歩先に行けたら嬉しいです。

「情報共有ツールお悩みNight」改め「情報会議 #2」に参加しました!

イベントレポート

こちらのイベント

情報会議は、チームでの情報共有について、Tipsや悩みの共有や集約を通して、情報の共有方法や情報共有をする文化作りをする方法を整理するためのコミュニティです。

JohoKaigi - 情報会議

第1回目のイベントレポートはこちら

fortkle.hatenablog.com

参加して思ったことをつらつらと

煽れば煽るだけベストを尽くしてくる運営!

前回の記事でも「運営の本気が凄い」と煽ったのだけれど、第2回目の今回は前回を上回る気合の入りっぷりだった。 イベントのクオリティが高いのは、運営の方が事前にリハーサルをしたり、前回の参加者アンケートから課題を見つけてちゃんとPDCAを回したり、と愚直に時間を掛けているからに他ならないと思うので、この運用テクはこのまま続いていくとますます良いイベントになっていくと思う(そして、ここまで本気を見せられると協力したくなってくる)。

使用者のペルソナと求められる機能

懇親会でQiitaを開発しているIncrementsの広報の方とお話させて頂いたときに思ったのは、私が思っていた以上に既存の情報共有ツールがエンジニア向きだということ。 Markdownから始まって、カテゴリ分けやタグという概念など、情報を整理しようとすると少し複雑な機能群がすぐ出来てしまう。

この複雑性は小中規模のグループや、エンジニアのみのグループで使用するには全く問題なく、むしろ作業効率化に寄与して凄く良いのだけれど、 100名以上の企業や、全社導入(=企画・営業・バックオフィス・社長も)となると一気に導入の失敗要因になり得るので注意していきたい。

他にも、エンジニアはMarkdownのように文章を構造化したがる傾向にあるらしいが、それを面倒くさいと思う人が結構いるとのこと。 「Markdownの代わりにWYSIWYG使うのなんて絶対嫌だ」と思う私は完全にWYSIWYGの方がめんどくさい

今後、各種情報共有ツールがターゲットとしてどうペルソナを設定し、ツールを成長させていくのか楽しみにしたい。

導入のハードルとなり得るもの

イベントでは、お題となった「あるある問題」について参加者で話し合うワークショップがあったのだが、その時に「情報共有ツールの導入にあたり、定量的指標を求められてしまった」という問題があった。 正直、第1回でも取り上げられていた問題で、今までかなりの時間をかけて解答を考えてきたが、なかなか「これ!」と思うものが見つかっていない。ただ、今回のイベントに参加してある程度考えがまとまったので書いておく。

どうするか

私は「そもそも定量的指標を求められないようにすれば良いのではないか」と思う。どうすれば定量的指標を求められなくなるかと言えば、要するに「お金を払わない事」である。

現状のお試しフロー

既存のツールはどれも「○○日間無料!いますぐ始める」のようなお試し期間を設けて、そこで気に入ったらお試し終了後も有料課金して継続してもらうフローになっている。 しかし、これでは以下の理由により正しく試すことができない。

  • 少数の導入検討グループだけで試してしまうことが多い
  • 「どうせ○○日で消える可能性がある」と思うと、既存ツールから情報が集まらない、重要な情報が集まらない
    • 将来使えなくなるかもしれないツールに情報を書く人はいない。せいぜいtips集ぐらいしか集まらない。
  • 「○○日後にはお金を払わないといけない」となるとその期間内に上司を説得する『定量的指標』を考えなければいけない
    • これを考えるのは結構たいへん、というか死ぬほど面倒である
    • 社内にいる「情報共有ツール推進派」の人に負担させてはいけない
  • 「一度試したツール」が2度試される可能性はかなり低い
    • 仮に今後良くなっていっても、最初の印象が悪いとお試しされる可能性は2度とない

私が思うお試しフロー

「とにかく長く使ってもらう」ことで価値を認めてもらう。情報共有ツールはまだ価値がしっかりと言語化されていない分、肌でその価値を感じてもらう必要があるからだ。 そのため、「ずっと無料」これが必須である(この点はslackと同じ)。

ではどこで課金させるかというと「データの保存量に課金する」と「より便利な機能を使うときに課金する」。 例えば、通常のフリーワード検索機能は無料、様々なオプションで検索絞込などする場合は課金を求める。 他には、Googleドライブの様に、「1チーム30GBまでは無料。」や「外部ツールと連携するときは課金」など。

まとめると

基本無料だからとりあえず導入できる → アカウントは全員+必須機能はほぼ使えるから"ツールの価値"が見つかるまで使う → 価値が見つかったらそれを理由に上司を説得

これが良いと思う。今まで色んな会社が情報共有ツールの効果を伝えてきているが、どれも会社固有のものであり、「定量的指標」を出すには時間がかかる。 この新しいお試しフローなら会社に根付いた時点で課金が始まるので回収タイミングは遅くなるが、一度課金されれば継続率は高くなるし、潜在層までリーチできると思う。

(と言っても仕方がない面もあるので、そういう方はOSSツールを使うのも1つの手だと思う。 lodge/lodgeや手前味噌ですがowl/owlをどうぞ。OSSで価値を見つけてから、運用・メンテコストを理由に有償ツールに乗り換えるのが大企業での正攻法かも。)

そんなこんなで

情報会議、2回目も凄く楽しかった。運営の皆様、本当にお疲れ様でした!